書道への想い

文字が生まれてから五千年が経ち、
様々な変化を経て、
継承され、今私たちその文字を知り、
書くことができています。

文字は、もともと神様の言葉を聞く手段でした。

日本にも古来から『言靈』という
言葉が持つ不思議な霊力があります。

その言葉を『書く』という
人間のみが備えた特別な能力は、
言霊の力をお借りしながら、
文字の生命を生かし続けることです。

私は、その言霊の力をお借りして書いた書には
『文靈』が宿ると思って書いております。

文明が発達して、文字が「書く」ことより
「打つ」ことが増えていますが、
パソコンの文字にはない
手書き文字ならではの躍動や、
手書き文字に宿る魂の温かみを、
書作品を通じて感じ頂ければ嬉しいです。

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